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[Flutter/dart] flutter_isolateの使い方


概要


操作を軽快にするために重い処理を別のisolateで走らせたいことがあります。基本的にはcomputeメソッドを使えばいいのですが、android、iosの各platform固有のコードを利用する処理の場合はcompute関数は使えません。具体例としては、local_notification(通知)を作成したり、位置情報を取得したりといった処理です。どうもmain isolate以外からplatform channelでmessageを送れないようです。(こちらを参照)


じゃあそういう場合は諦めるのかというとそんなことありません。flutter_isolateというライブラリを用いれば別isolateで処理を行えます。



使い方


ますはpubsec.yamlに以下を追加し、ライブラリをインストール

dependencies:
  flutter_isolate: ^1.0.0+14

ライブラリをimport

import 'package:flutter_isolate/flutter_isolate.dart';

重たい処理を定義(説明用に簡単な関数ですが、実際はplatform channelを使う処理)

static Future<void> heavy_method(int num) async{
  //何か重い処理  
}

ここで注意しなければいけないのは、メソッドはstaticである必要があることと、引数はint、stringなどの基本的な(?)型のものを1つしかとれないこと。複数の引数やインスタンスメンバを引数にとりたい場合はjson形式にして渡します。(前回を参照)


FlutterIsolate.spawn()の第1引数に重たいメソッドを、第2引数にそのメソッドの引数を渡します。

final isolate=await FlutterIsolate.spawn(heavy_method, 1);

たったこれだけ!実に簡単!



最後に


flutter_isolate自体は簡単に使えるので、難しいのはメソッドの引数を頑張って1つにすることですね。特にplatform channelを使う場合は使う要素も多くなりますし、サードパーティ製の変数とかも要るとなると大変かも、、、


僕の場合はlocal_notificationでたくさんの通知を作るという処理でしたが、変数の生成はできるかぎりstaticにして別isolate内で行いました。


それにしてもこのライブラリ中身はどうなってるんだろ。時間が合ったら勉強してみよう。

(← 2020/12/28追記 中身を調べてみました flutter_isolateは何をしているのか

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