[Flutter/dart] Widgetの位置揃えにはTableが便利
概要
Flutterで複数のWidgetの位置を揃える場合、縦揃えにはColumn、横揃えにはRowを使うことが多いと思います。しかし、縦横両方の位置を揃えたいとき、RowとColumnの併用では難しい場合があります。そんな場合はTableを使うと便利ですよ。
具体例
例えば、Widget AとBは横に配置して上下中央揃え、さらにWidget CをWidget Bの下に左右中央揃えで配置したい場合を考えます。

この時、AとBをRowに入れてしまうとBとCを左右中央揃えできません。一応SizedBoxで頑張って調整することは可能ですが、画面サイズが変わるとおそらくずれてしまいます。
@override
Widget build(BuildContext context) {
return Scaffold(
appBar: AppBar(
title: Text('demo'),
),
body: Container(
padding: const EdgeInsets.all(16),
child: Column(
children: [
Row(
children: [
widgetA(),
SizedBox(width: 16,),
widgetB()
],
),
SizedBox(height: 16,),
Row(
children: [
SizedBox(width: 40,),
widgetC()
],
)
],
)
)
);
}
Widget widgetA(){
return Icon(
Icons.calendar_today,
color: Colors.black,
);
}
Widget widgetB(){
return Icon(
Icons.help,
color: Colors.blue,
);
}
Widget widgetC(){
return Icon(
Icons.edit,
color: Colors.red,
);
}

また、BとCをColumnに入れてしまうとAとBを上下中央揃えできません。
こんな場合はTableを使いましょう。
@override
Widget build(BuildContext context) {
return Scaffold(
appBar: AppBar(
title: Text('demo'),
),
body: Container(
padding: const EdgeInsets.all(16),
child: Table(
defaultColumnWidth: IntrinsicColumnWidth(),
children: [
TableRow(
children: [
widgetA(),
SizedBox(width: 16,),
widgetB()
],
),
TableRow(
children: [
SizedBox(width: 0,),
SizedBox(width: 16,),
widgetC()
]
)
],
)
)
);
}
横に並べたいwidget達はTableRowに入れます。
今回、widgetCはwidgetBの下にしたいので、widgetAの下にあたる部分には幅0のSizedBoxを入れて調整します。
各列の幅はdefaultColumnWidthで決まります。今回は子widgetの幅に合わせます(IntrinsicColumnWidth())。
これならば位置調整も簡単にできます!

まとめ
widgetを上下左右両方で位置揃えするならばTableを検討しましょう!
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